インスタグラマー必見!Instagram文章術
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今回は、Instagramで使う文章について書きたいと思います。
写真と動画が主体のInstagramでも、キャプション部分の文章は実は重要。ぜひ参考にしてみてください。
※最終更新:2021年1月25日
Contents
人気になるInstagramアカウントとは
アカウントのテーマ
人気のInstagramアカウントには、テーマや世界観があります。
1つのコンテンツとして内容が統一されていると、見る側は、「〇〇さんのInstagramを見れば、〇〇を知れる/楽しむことができる」と認識でき、フォローしやすくなります。
もし、ポストの内容がバラバラだと、フォローしてもメリットがあるのかどうか曖昧なため、結果、ファンがつかなくなります。
世界観の統一は大変重要です。世界観を定めることで自ずとターゲットが絞られるからです。ターゲットが絞られると、自分の中で使う言葉や絵文字も変わり、投稿するときのルールができてきます。
また、ポストするときのテンションを一定に保つことも大切。ある時は興奮気味で絵文字が多い内容。一方である時はテンションの低い冷めた内容。発信者の気持ちの温度差にブレがあると、見る側は不信感を感じてしまいます。
ひとつの世界観・テーマで、同じテンションで、同じ文体で投稿する。これが人気アカウントにするための第一条件です。
テーマを統一し、自分の世界観を持っている優れたアカウントは、やはりファンが付き、エンゲージメント数も多くなります。
例えば、「junko1143」さんは、自宅で作る料理をテーマにしています。体に優しい自然派のオリジナルメニューを、同じテイストの写真で紹介。体が喜ぶメニューを考える時の参考になります。写真の小物遣いも上手く、見ているだけでも楽しいため、毎回のポストで安定的にエンゲージメントを獲得しています。このような投稿のときは、「#おうちごはん」というハッシュタグが人気ですね。
@junko1143
つまり、InstagramもFacebook同様、自分が相手に持ってほしい印象をイメージ付けられるブランディングツールということです。
ひとつのアカウントに様々なテーマをポストすると、統一感がなく、「この人は何を伝えたいのだろう」と感じさせてしまいます。
いろんなテーマで発信したい場合は、テーマごとにアカウントを作りましょう。Facebookはひとりにつき1アカウントが基本ですが、Instagramは何個でもアカウントを持つことが可能です。
例えば、お店のビジネスアカウントも持ちたいけれど、趣味のお菓子作りも投稿したいという場合は、2つのアカウントを作成して使い分けてください。
インフルエンサーとしてのInstagram活用
ファンが増えるかどうかの決め手は、「フォローする側にメリットがあるかどうか」です。
これはInstagramに限らずSNS全般に言えること。
最近は、インフルエンサー(=他の消費者の購買意思決定に影響を与えるキーパーソンのこと)を目指すインスタグラマーも増えてきています。
インフルエンサーを目指すなら、まずはフォロワーを増やすことが必要です。
フォロワーを増やすためには、例えば、
「今日は●●カフェでミーティング!ここのカフェラテがお気に入り」
という内容だと、個人の感想でしかありません。これは興味や共感を呼ばないためNGです。
これを、
「今日は●●カフェでミーティング。隣の席の声も気にならず仕事が進むので、次の約束までの時間つぶしにオススメです!」
というような、有益な情報を提供する内容に変えましょう。
見る側は、「自分にメリットがある」と判断でき、かつ、「自分と趣味が合う」と思えば、継続的に支持をしてくれます。
読者モデルで何十万単位でフォロワーがついているインフルエンサーの例をあげてみると、単なる自撮りではなく、自分でできる簡単で可愛いヘアアレンジの方法や、メイク用品の紹介をしています。
“自分でできる”というコンセプトを崩さず、ポストに一貫性があるため、「このアカウントを見たら、私でもできるヘアアレンジを勉強できる」という印象を持ち、フォロワーが増えていくのです。
かといって、インフルエンサーでもビジネス色を出し過ぎるのはNG。
そもそもInstagramは宣伝ツールではなくSNSです。自分に有益な情報を収集したり、友達と交流するのがそもそもの目的なので、そんな中、セールス色の強いポストが流れてくると、一気に冷めてしまい逆効果。商品の紹介程度なら構いませんが、売り込むことは避けましょう。
また、投稿の頻度も一定に保つことが重要です。毎日投稿するなど、投稿のペースを決めて維持してください(ザイオン効果等を期待するのであれば、少なくても3日に1回はポストすることをおすすめします)。
見る側のメリットになる情報をコンスタントに発信しつづけることで、フォロワーが増え、インフルエンサーとしての影響力が高まるのです。
キャプションの魅せ方のコツ
伝わりやすい文章とは
Instagramは、写真と動画がメインのSNSなので、文章の影響力は大きくないと思われがちですが、それは間違い。
伝わりやすい文章だと、反応も付きやすくなります。伝わりやすい文章には共通点があり、それらはInstagramに限らず、全てのSNSで使えるコツでもあります。
ここでは、伝わりやすい文章とは何かを解説していきます。
■一文は短く
最近の傾向として、Instagramでも長文を添えることが多くなってきました。
しかし、やはり人は長い文章はできるだけ読みたくないのが本音。全体の文章量はほどほどにしてください。
そして、一文はなるべく短く。一文の文字量の目安は、人が1秒間に読める9~16文字がいいでしょう。とにかくテンポよく読めることがポイントです。
■形容詞は使わない
形容詞は、読み手によってイメージに幅があります。
例えば、「大きいシュークリーム」と読んで、どれくらいの大きさをイメージするでしょうか。人それぞれ、想像する大きさは違うはずです。
では、「片手では持てないほどのシュークリーム」なら、だいたいの人が同じくらいの大きさをイメージすると思います。
つまり、漠然とした表現ではなく、具体的に書いたり、「まるで○○のような」と比喩表現を使うと、伝わりやすくなります。
■漢字を多用しない
パソコン、スマホ、タブレットで読む場合の理解度は、紙に印刷されたものを読む場合と比べて30%低下すると言われています。
つまり、SNSはそもそも読みづらく、伝わりにくい媒体だということです。それだけに、いかに文章を簡単に書けるかが伝わりやすさの鍵になります。
ポイントは、「小学5年生でもわかるように書く」ということです。
したがって、漢字の多用は避けた方がいいでしょう。
漢字が多いと、内容に入らず見た目だけで「難しそう」という印象を与えてしまいます。
Instagramは特にイメージ重視なので、硬い印象はご法度。ひらがなに置き換えられないか等を考えてみてください。
■ポジティブな言葉を使う
悲観的な言葉や、愚痴、何かを批判する言葉、汚い言葉は厳禁です。
どんな言葉を使うかは、投稿者の印象を決定付けます。ネガティブな言葉を使うと、良い印象にはなりません。フォロワーの心も離れていきます。自分で自分をどのように見せたいのかを考えて言葉を選びましょう。
見る側は、投稿を見て楽しい気分になりたい、と思って見に来ています。ネガティブな内容でも、ポジティブ目線で言い換える工夫をしてください。
■絵文字の効果
絵文字は、文字だけでは表現できないニュアンスを伝える便利な手段です。
絵文字を文中に使うのは、Instagramでも効果的です。ポストする内容がいかに楽しかったか、嬉しかったか、おもしろかったかを伝えられて、演出として最適。
大人気のタレント、渡辺直美さんや、りゅうちぇるさんも絵文字を多用しています。芸能人としてのブランディングと合致しているので、とても自然ですし、見ていて楽しい気分になります。
■改行で読みやすく
現在のInstagramでは、2行分以上の行間を空ける改行ができないため、文量によっては読みにくくなってしまいます。その場合、「.」や「*」などの記号を使って行間を空けるか、「改行くん」というアプリを使って改行や行間を空けてみてください。
文章量が多くなりそうなら、余白部分を意識して作るようにしましょう。
ハッシュタグ
Instagramの特徴でもあるハッシュタグ。単語で文末にまとめて付けるのが基本ではありますが、最近ではハッシュタグを文章にしたり、キャプションをハッシュタグだけにしているポストも多くあります。
タレントの渡辺直美さんのポストには、ハッシュタグだけで一つの文章になっているものもあり、本文では事実を述べ、内心や独り言のような文章をハッシュタグで呟いています。
@watanabenaomi703
このように、ハッシュタグは、検索のために付ける文化に加えて、このような使い方も浸透してきつつあります(Instagramでは、ハッシュタグやスポットがないと、文章だけでは検索に引っかかりません)。
また、ハッシュタグは上限の30個まで付けましょう。ただし、Instagramのアルゴリズム上、写真との親和性・関連性も重要視されているので、写真や投稿内容に関係のないハッシュタグは付けないように注意しましょう。
検索のためのハッシュタグはもちろん、前述のようなハッシュタグの使い方にもぜひ挑戦してみてください。
>>適切なハッシュタグを提案してくれるツール「Reposta」はこちら
嫌われる投稿とは
嫌われる投稿とは、やはり読んで不愉快になる内容のものです。
当然のことですが、特定の人、組織、モノを攻撃する誹謗中傷は絶対にやめましょう。もちろん、ネガティブな言葉、暴力的な言葉は厳禁です。
また、俗に「リア充」と呼ばれるような投稿も、程度と頻度に気を付けてください。単なる個人的な幸せアピールと捉え、妬みの感情を抱く人も少なくありません。
同じく、「匂わせ系」も嫌われることが多いです。これは、自分の写真に恋人の手だけを入れて撮影し、恋人の顔は出さないけれど、その存在はチラつかせるといった内容です。特に若い女性は、過敏な反応を示すようです。
自慢と捉えられるような内容は、反感をかってしまう可能性があるので気をつけましょう。
フォロワーを飽きさせないことも大切です。いくらアカウントにテーマを持たせないといけないといっても、毎回同じアングルの写真だと単調になり、見る楽しさが無くなってしまいます(料理の写真など例外もありますが)。テーマは統一しつつ、バラエティに富んだ写真を心掛けましょう。
炎上を回避する文章術
SNSで怖いのは炎上ではないでしょうか。顔の見えないネットの世界では、本意が伝わらずに誤解され、批判が独り歩きしてしまうことがあります。
それを避けるため、自虐ネタで読み手の共感を得て、反感を持たれないようにする方法があります。
具体的には、「ステキ女子風○○」「ブスなりに○○」「○○もどき」「なんちゃって○○」「おっさん○○」などの言葉をキャプションに入れるのです。
例えば、「ステキ女子風お茶会」「モデルもどき」「なんちゃってバリ風リゾート」「おっさん弁当」「おっさん女子」などと使われています。
写真はとても美しく写っているけれど、ハッシュタグに「ブスなりにがんばってみた」とあると、「私は自分で自分のことをキレイだなんて思っていませんよ。むしろブスですよ。」という意味になり、自意識過剰ではないことのアピールになるというわけです。
間接宣伝
Instagramでは、過度なセールス色はNGだと述べました。
しかし、拙著でも解説しているように、間接的な宣伝として使うことは可能です。
例えば、飲食店の場合、
「今朝、大間の港からマグロが届きました!11時からの解体ショーでお客様の喜ぶ顔が今から楽しみです!」
と、マグロの写真と関連するハッシュタグを付けてポストすると、宣伝らしくないのに、本日のおすすめネタや解体ショーの開催を告知していることになります。
特にInstagramは画像で魅力を伝えられるので、ビジュアルが肝となる飲食店や物販、ファッション・美容系には最適なSNSと言えます。
また、ハッシュタグに店名やイベント名などを入れると、より売り込み感が抑えられます。直接的な表現を避けて、宣伝らしさを感じさせないようにしましょう。
Summary
Instagramは、今や流行の発信源です。
少し前までは、10代〜20代の若い女性が使うSNSという印象でしたが、今やそのユーザーは、男性女性問わず拡大の一途。特に、30代以上の女性では、テレビや雑誌でも「主婦インスタグラマー」として特集が組まれるほど。芸能人ではなくても、活用次第でインフルエンサーになれるのがInstagramの魅力の一つです。
機能も進化し続けていて、今後も目が離せません。
関連記事:【保存版】これさえ読めば分かる!Instagramの全機能と効果的な使い方
SNS・ITジャーナリスト/株式会社ROC代表取締役
坂本 翔
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