ついに解禁!物販ビジネスを加速させるインスタのショッピング機能
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- カテゴリー : Instagram
株式会社ROC CEOの坂本翔です。
先日6月5日、Facebook社からInstagramの新機能について発表がありました。
今回は、その新たに実装された機能について書きたいと思います。
特に、物販をしておられる方は必見です!
ファッション、美容、雑貨、スイーツなど、インスタ映えする商品を扱う企業や店舗がInstagramでブランディングすることは今や当たり前ですね。
その商品を、Instagramを通じてもっと簡単に販売できたらいいのに…
と思っていた方も多いのではないでしょうか。
そんなニーズを満たす新機能ができたのです!
それがInstagramの「ショッピング機能」!
物販ビジネスの新しいモデルの誕生です!
今回は、Instagram「ショッピング機能」について説明していきたいと思います。
物販ビジネスを加速させたい方はぜひ最後までお読みくださいね!
Contents
ショッピング機能とは
2017年3月にアメリカで導入が開始され、このたび日本国内にも市場を拡大させたInstagramのショッピング機能。
これにより、インスタで見つけたアイテムを「買う」というアクションへの導線が飛躍的に短縮され、ビジネスチャンスが拡大します。
これまでは、商品画像を投稿しても、その投稿から購入ページにリンクさせることができませんでした。
したがって、ユーザーは「この商品ほしいな」と思ったら、そのアカウントのプロフィール画面を表示させ、そこに貼られたECサイトやLPのURLをタップするほかなかったのです。
ユーザーのタップが増えるということは、それだけアクションの回数が多いので、心理的ハードルも高くなってしまいます。
今回発表されたショッピング機能は、その煩わしさを排除し、「ほしい」から「買う」への心理的距離を大幅に短くしました。
ユーザーは、フィード投稿を見て商品を発見します。
商品をタップすると、小さな吹き出しが現れ、「商品名」「価格」が表示されます。
その吹き出しをタップすると、詳細ページに移動し、サイズ、素材などの詳細が表示されます。そのページには購入ページへのリンクがあり、その商品が購入できる外部サイトへ遷移。あとは通常のネット通販の要領で購入することになります。
Instagram利用者の80%以上が、何らかのビジネスアカウントをフォローしているというデータも発表されています。
その企業や店舗をフォローするということは、それはお気に入りの通販サイトをブックマークしているのと同じこと。
企業や店舗側からしても、フォロワー数がそのまま対象のお客様になりうるというわけです。
ただし、ひとつ注意点があります。
それは、ショッピング機能はオーガニック投稿で使う機能であるということです。
オーガニック投稿とは、いわゆる通常の投稿のことです。
つまり、ショッピング投稿は、現時点では広告をかけられません。
Instagramは、ユーザーの発見が購入アクションに繋がるプラットフォームを目指しています。物販ビジネスを展開する側としては、ショッピング機能を使わない理由がありませんよね。
ショッピング機能をテスト運用しているアカウントを見てみよう
日本でのショッピング機能の導入にあたり、下記の計6ブランドによるテスト運用が実施されています。
①Baycrews(@baycrews)
ジャーナルスタンダード、イエナをはじめとした人気ブランドを展開するアパレル企業。
飲食やフィットネス事業も展開していますが、@baycrewsではアパレルの投稿がメイン。
オシャレなファッションアイテムが投稿からそのまま購入可能。
②BOTANIST(@botanist_official)
天然植物由来成分と水にこだわったオーガニックコスメブランド。
センスの良い画像が購入欲を刺激します
③creema(@creemajp)
ハンドメイド作家が出品するCreema。
出品者がCreemaサイトに商品を登録する際にインスタのショッピング機能とリンクする設定をすれば、Creemaのインスタアカウント上でショッピング機能が稼働するという仕組みです。
④minne(@minne_official)
商品ではなく作品と位置付けるハンドメイド通販サイト。
インスタで紹介した作品に対して「どうすれば買えますか?」という問い合わせが多かったそう。
ショッピング機能で出品者と買いたい人がさらに近付いています。
⑤ZOZOTOWN(@zozotown_official)
6700を超えるブランドのアイテムを公式に扱うファッション通販サイト。
インスタをブランディングツールとして使っていましたが、ショッピング機能から購入サイトへの遷移率が予想以上に高かったそう。
⑥Gilt Japan (@giltjapan)
NY発、国内最大級の会員数を誇るファッションサイトGILT。
ショッピング機能が知りたい方は、上記のアカウントを訪れてみてください。
百聞は一見に如かず。とても便利な機能だということがすぐにお分かりいただけます。
ショッピング機能を使うには
ここまでお読みになって、「じゃあ、さっそく導入してみよう!」と思った方もいらっしゃると思います。
次は、導入までの説明をしますね。
まず、ショッピング機能を使うには、いくつか条件があります。
- ・ビジネスで、提供者契約とコマースポリシーに準拠した物理的な商品を販売している
- ・Instagramアカウントがビジネスプロフィールに移行済みである
- ・Instagramアカウントが所有権のあるFacebookページと接続されている
- ・Facebookページでショップセクションを追加もしくはビジネスマネージャでカタログを作成している(あるいはBASE、EC-Cubeな ど、カタログ作成をサポートする国内事業者のECプラットフォームと連携する)
これら4つの条件を全て満たしておかなければなりません(詳しくはこちら)。
上記の条件を満たしたら審査がはじまり、その審査を通過したら「製品をタグ付け」という項目ができてタップできるようになります。
あとは、タグ付けしたい商品を選べば、ショッピング投稿が完成!
さいごに
インスタでファンを獲得している企業や店舗は、ショッピング機能を活用することでビジネスモデルが変わるかもしれません。
例えば、大手通販サイトに高い出店料を払って出店しているのなら、その必要がなくなる可能性があります。
自社のサイトから購入できる仕組みを整えておけば、そのURLをインスタのショッピング機能にリンクさせるだけで済むのです。
Instagramのショッピング機能に手数料はかかりません。
高い出店料を払い続けることと比較すると、利用価値が高い機能であることは一目瞭然ですね。
さらに特筆しておきたいのは、この機能の最大の魅力である、即効性です。
ユーザーが「ほしい!」と思った瞬間、つまり、一番気持ちが高揚している瞬間に、「ここからすぐに買えますよ」と提示できる点です。
人の購買心理は、時間が経てば経つほど冷めていくため、気持ちがピークの時にいかに購買導線を単純明快に示せるかがポイントになります。
そのポイントをショッピング機能でしっかり押さえられるため、
「まあ、後でもいいや」
「買いたかったのに、どこから通販サイトに行けるのかわからなくて諦めた」
という商機の喪失を防ぐことができるのです。
ますます利用価値が高まるInstagram。
見て楽しむSNSという位置付けから、実際に買うというアクションを生み出す媒体になっています。
Instagramショッピング機能が通販業界に与える影響はもちろんのこと、今後ほかのSNSに与える影響にも注目です!!
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