【保存版】これさえ読めば分かる!Instagramの全機能と効果的な使い方
- 投稿日 :
- カテゴリー : Instagram
SNSは企業の宣伝や集客にとどまらず、採用でも欠かせないものとなりました。中でも、Instagram(インスタグラム)は、「インスタ映え」が流行語大賞を受賞してから、幅広い世代において認知度が一気に高まりました。
「Instagramは知っているけど、どんなサービスなの?」
「アカウントは持っているけど、どうやって使えば効果的?」
「集客ツールとして活用できるって本当?」
この記事では、このような基本的な仕組みや機能に関する疑問にお答えします!
※最終更新:2021年1月25日
Contents
Instagramとは?
ブログで何度か紹介していますが、改めて説明しますと「写真や動画を中心としたSNS」です。投稿した写真や動画をシェアすることで、他のユーザーとつながることができます。
(関連記事:4つの主要SNSの特徴と活用のポイント)
Instagramの特徴の一つは、女性の利用者が全体の6割を占めていることです。
29歳以下の若年層が、全体の利用者の最も多くを占めているのは変わりませんが、利用している年代は2016年から2017年にかけて、かなりの変化が見られます。
女性の50代以上の利用者数の伸びが前年同月比で112%にもなっています。
Instagramはもう、若い人向けのSNSではなくなっているのです。
(引用:Instagramアプリの利用者数は前年から43%増加し1700万人を突破~ニールセン SNSの最新利用状況を発表~)
もう一つの特徴は、Instagramはアクティブ率が高いということです。
2018年2月時点で84.7%と他のSNSよりも高く、「アカウントは持っているけれど、ほとんどログインしていない」というユーザーの数が少ないのです。
また、Facebook傘下のSNSということもあり、Facebookと似た独自のアルゴリズムで記事を表示させ、ユーザーに有益な情報を提供しています。
(関連記事:【2018年版】Instagramの投稿はどんな順番で並んでいるのか?アルゴリズムを徹底解剖)
では、次に他のSNSとの違いについて説明します。
他のSNSとの違い
Instagramの投稿はビジュアル重視!
まず、一番の大きな違いは、フィードでの写真や動画が表示される面積が大きいことです。
また、他のSNSのように文章が上にあって写真がその下に付いているという形ではなく、写真が上にあってその説明として文章欄があるという形を考えると「ビジュアル重視」と言えるので、写真(コンテンツ)の質が非常に大切です。
また、Instagramは写真加工機能が充実しています。
テーマごとに用意されているフィルターを選ぶだけで、誰でも簡単におしゃれな写真に加工することができるのです。
この点も、インスタ人気の大きな理由の一つと言えるでしょう。
写真加工の機能が充実。かつては「写真加工アプリとして使っている」という人も多くいたほど。(画像提供:Instagram)
拡散性が低い
次に挙げられるのは、比較的クローズドなSNSという点です。
InstagramにはFacebookの「シェア」や、Twitterの「リツイート」といったような、いわゆる拡散機能がありません。
だから、フォロワーがあなたの投稿した写真にいいね!をしても、その投稿は拡散されないので、フィードがすっきりしている印象があります(2018年8月現在、他人の通常投稿をストーリーでシェアする機能等は実装されています)。
フォロワー以外の人に見てもらうためには、ハッシュタグを活用することになります。
新しい情報を探すためにハッシュタグを使う
フィードには、自分がフォローしているユーザーの情報や広告しか流れてきません。そこで、新たに知りたいことがあれば、ハッシュタグを使って検索をします。
最近では、GoogleやYahoo!で検索するよりも、Instagramでハッシュタグを使って検索をしてから買い物をする、というユーザーも増えています。
このハッシュタグについては、後ほど説明します。
次に、Instagramの実際の画面を見ながら、機能を解説していきます。
(関連記事:今さら聞けない「Instagram」徹底解説+活用事例)
Instagramの機能を解説
では、Instagramのアプリを開いたときの画面を見てみましょう。
(画像提供:Instagram)
左上から順に簡単に説明します。
①ストーリー(Instagram Stories)
写真や15秒以内の動画をアップできます。ライブ動画の配信も可能です。原則として24時間が経過すると自動的に消滅します。
②IGTV
IGTV(動画を投稿・視聴するためのアプリケーション)に投稿された動画をみることができます。
③ダイレクトメッセージ(DM)
Instagram上のクローズドな環境で特定のユーザーとメッセージを送り合うことができます。フォローしていない相手にもメッセージを送れます。
④フィード(タイムライン)
自分が投稿した写真や、フォローしているユーザー(フォローしたハッシュタグも含む)の投稿が、独自のアルゴリズムで並べられて流れてきます。Facebookのように、友だちがいいね・コメントした投稿は流れてきません。
⑤発見
「あなたが興味を持ちそうなユーザー」の投稿や、おすすめの動画などが表示されます。ここからアカウントやハッシュタグ、スポットを検索することもできます。
⑥投稿
ここをタップすると、写真や動画が投稿できます。端末に保存されているものだけでなく、カメラを起動して撮影することもできます。
⑦最近のアクティビティ
自分の投稿に対するいいねやコメントが確認できます。また、自分がフォローしているユーザーが、最近どんな投稿にいいねやコメントをしたかを見ることもできます。
⑧プロフィール
自分のプロフィールと投稿したものを確認することができます。プロフィールの編集や詳細の設定も、ここからできます。
ビジネスとしてアカウントを登録しているのであれば、このプロフィールは重要なページです。
実は、ビジネスでInstagramを使うなら、ぜひ行っていただきたい設定があります。それは、プロフィールをビジネスプロフィールに変更することです。
Instagramをビジネスで活用するなら、ビジネスプロフィールにしよう
Instagramのプロフィール欄の下部に『メールアドレス』や『電話する』、『道順』など、通常だと見かけないリンクが付いているのを見たことはありませんか?
これが設定されているのが、ビジネスプロフィールです。
画面の中央からやや下にある「道順」というリンクがあるので、これはビジネスプロフィール。
ビジネスプロフィールに変更するメリットとして、主に次の2つが挙げられます。
まず、Instagramのアクセス解析(インサイト)がプロフィールページで表示される点です。プロフィールの閲覧数、フォロワーの情報、投稿した記事の結果など、データを分析することができるのです。
例えば、日々Instagramに投稿していても、売上につながらないのは、プロフィールページに必要な情報が掲載されていないからかもしれません。投稿が表示されている回数は悪くないのにフォロワーが増えないのは、写真があまり魅力的でないからかもしれません。このように、Instagramを活用するための分析ができるようになります。
実際に店舗がある場合、プロフィール欄からお店までの道順をナビゲートすることができる点です。ダイレクトメッセージのやり取りでは難しい場合、メールや電話に誘導することもできます。
次は、投稿記事を見てもらえる可能性が広がる「ハッシュタグ」についてお話します。
ハッシュタグを活用しよう
ここではハッシュタグについて説明をします。
ハッシュタグは「#」(ハッシュ記号)のあとにキーワードをつなげて使います。1つの投稿に対して最大で30個つけることができます。
一般的なのは、写真の内容を説明するような言葉や、自社の名前や製品をハッシュタグにすることです。日本語だけでなく、英語のハッシュタグもつけて投稿してみましょう。
最近では、ハッシュタグで検索をして店舗や商品の情報を得てから買い物をする、というケースが珍しくありません。Instagramはビジュアルで訴えかけるので、「そこに行ったらどんな経験ができるのか」「これを買ったらどんな自分になれるのか」など、行動を起こした後の様子が想像しやすくなります。その結果、その後の行動(例えば商品の購入など)につながるのです。
また、あなたの企業や商品のファンがハッシュタグを使って投稿した場合、それを見た人が新たなファンになる可能性もあります。実際のファンが投稿することで、企業や商品をさらに魅力的に伝えてくれるのです。
そんなファンを増やすためには、フォロワーを増やす必要があります。そのためにはどんな投稿が必要なのか?次はそれを説明していきます。
(関連記事:なんとなくハッシュタグを付けている方必見!Instagram運用におけるハッシュタグ攻略法)
フォロワーが増える投稿とは
Instagramには、2020年に実装された新機能「リール」に加え、以下の3種類の投稿があります。通常の投稿、ストーリー、IGTVの3つです。
通常の投稿
これは当然のことなのですが、写真の質が大切です。最近では、スマホでも素人目には十分な写真を撮影する機能が備わっています。撮影の際は、投稿する写真のクオリティが一定以上に保たれるよう、細かいところにまで気を使いましょう。
そして、何よりその写真の世界観が重要。写真の世界観を統一し、見込み客がプロフィールページを訪れたときに、”誰のために何を発信しているアカウントなのか”が一目でわかるアカウントを設計しましょう。
また、ターゲットが求める写真は「きれい」なことだけではないかもしれません。分かりやすさや親しみやすさ、清潔感など様々あるでしょう。
Instagramで狙うターゲットをしっかり定め、写真の質を重視しながら、世界観の統一された投稿を目指してください。
Instagramの写真術と文章術については、以前ブログでご紹介しました。ぜひ参考になさってください。
(関連記事:これだけ知っておけばうまく撮れる!Instagram写真術)
(関連記事:インスタグラマー必見!Instagram文章術)
ストーリーズ
ストーリーズでは写真も動画も投稿できます。通常の投稿と同じようにフィルターなどで加工できるだけではありません。絵文字やテキストの入力、ペン機能での落書きなども可能です。
投稿すると原則として24時間で自動的に消滅します。
ストーリーをアップすると、フィードの上部に自分のアイコンが表示されるため、ザイオン効果(人は接触回数に応じて親近感を持つという効果)も期待できます。
より気軽な投稿をしたい時や、リアルタイム性の高いライブ配信などをおこないたい場合などに使用することになるでしょう。
また、自分のプロフィールページからは過去のストーリーをアーカイブとして見ることができます(アーカイブは自分にしか表示されません)。また、プロフィールページにハイライトとして過去のストーリーを表示させることも可能になりました。
(関連記事:今からでも間に合う!Instagramストーリーズの機能と使い方を徹底解説)
IGTV
2018年6月から始まったサービスで、動画の投稿・閲覧をメインとしたものです。配信できる動画は15秒から最長60分(ただし、60分動画を投稿できるのはフォロワーの多いアカウントや認証済みのアカウントに限る)までになりました。
再生時間が長く、YouTube的な要素があるので、ストーリーズのように気軽な日常動画の投稿はIGTVではおすすめできません。例えば企業の場合、ブランドイメージが伝わるストーリーや新商品の製作過程など、その企業のより深い部分をユーザーに伝える動画が適切と言えるでしょう。投稿前に「何を伝える動画なのか」をしっかりと決めておく必要があります。
IGTVの基本事項は下記の記事をご覧ください。
(関連記事:Instagramの新サービス「IGTV」はビジネス活用できるのか)
関連記事も参考にしながら、戦略的にアカウントの設計について、ぜひ一度検討してみてください。
Instagramキャンペーンについて
Instagramでは、多くの企業がさまざまなInstagramキャンペーンを実施しています。例えば、商品名やキャンペーン名をハッシュタグにつけて投稿すると、抽選でプレゼントが当たる、というようなものです。
ハッシュタグを付けて投稿することは、キャンペーンの拡散と運営側の管理的な意味合いも大きいのですが、キャンペーンを打つときに忘れてはいけないのがフォローを条件にすることと、その自社のキャンペーン対象商品について写真や感想を投稿してもらうことです。
キャンペーン対象商品について写真や感想を投稿してもらうことについては、キャンペーン参加するなら当然そのような流れにはなるかと思うので、ここで特筆すべきことはないのですが、フォローを条件にすることは、見込み度の高いユーザーを囲うことができるという意味ではすごく重要なので、忘れないように注意してください。
(関連記事:【フォロワー獲得や販促に!】Instagramキャンペーンの実例や注意点について)
では、ターゲットにアプローチする他の方法として、どんなものがあるのでしょうか? 次はInstagram広告について説明します。
Instagram広告について
Instagramを人気アカウントにするには、多くの時間と手間がかかります。その時間を少しでも短縮するために、ぜひ検討していただきたいのがInstagram広告です。
InstagramはFacebookの傘下にあるため、Facebook広告同様、配信には細かいターゲティングをすることができ、最近では広告配信面の一つにストーリーも追加されました。通常投稿の広告をストーリー用に自動でアレンジして配信してくれる機能も実装され、より便利に、アクティブ率の高いストーリーに広告を配信できるようになっています。
広告機能もどんどんアップデートされています。一日100円から出稿できるので、ぜひ一度試してみることをおすすめします。
そして、見落としがちなことなのですが、広告を出稿する際は、広告ポリシーをよく読んでから出すようにしましょう。
(関連記事:Facebook・Instagram広告ポリシー)
(関連記事:広告初心者でもよく分かる!Instagram広告の基本まとめ)
ショッピング機能について
次に、2018年6月5日に新しく追加されたショッピング機能について。物販をされている方、特にInstagramですでにファンを獲得している企業や店舗にとっては、待ち望んでいた機能ではないでしょうか。
この機能を導入すると、通常の投稿と異なるショッピング投稿というものができるようになります。通常の投稿との違いは、画面の左下にショッピングバッグのアイコンがついている点です。
画像:ZOZOTOWN(@zozotown_official)
ショッピング投稿では画像に写っている服や小物などのアイテムに、商品名や価格が記載されたタグを最大5つまで付与することが可能になります。ユーザーはそれをタップすれば直接商品を購入できるサイトに移動し、その商品を買うことができるのです。
「これ、欲しい!」と思ったときに、面倒なステップを踏むことなく手間を掛けず購入ページにたどり着くことができるようになったことは、ユーザーにとっても大きなメリットです。
ただし、いくつかの条件や審査があるため、全ての企業がこの機能を導入できるわけではないかと思いますが、今後のオンラインショッピングに影響を与える秘めている重要なアップデートと言えるでしょう。
(関連記事:ついに解禁!物販ビジネスを加速させるインスタのショッピング機能)
さいごに
Instagramについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。
日本ではインスタ映えが2017年の流行語になり、2018年になってからは、弊社にもInstagramに関するお問い合わせが増えていて、Instagramで集客をおこなおうとする企業がどんどん増えているんだなと実感しています。同業者との競争が激しくなってきている業界もあるほどです。
その一方で、次々と新しい機能も増えています。今後も、広告・広報活動に効果的で便利な機能が追加されていくでしょう。SNS担当者自身がアンテナを張り、Instagramの新しい機能に関する情報を集めるよう意識してください。
Instagramからの集客・宣伝効果を期待している方、これまで気になっていたけれどなかなか踏み出せなかった方にとって、この記事が良いきっかけになると幸いです。
SNS運用のプロも使うレポートを自動作成できるツール
「Reposta」
InstagramやFacebookの詳細なレポートを自動作成できるレポートツール「Reposta」。弊社を含むSNS運用のプロも、このレポートを使ってクライアントへ報告を行っています。 レポートの自動作成機能に加え、競合分析機能や、適切なハッシュタグがわかるハッシュタグ分析機能も搭載。 "なんとなく運用"を卒業し、数値に基づいた分析で、アカウントを改善していきましょう! 14日間の無料トライアルをご用意しておりますので、ぜひ実際にお試しください。
SNSマーケティングのプロが実践するInstagram活用術のハンドブックを、
今だけ無料で配布しています!
「投稿のポイント」「ハッシュタグのつけ方」「写真撮影法」「Instagramキャンペーン事例」「Instagram広告のポイント」「ショッピング機能について」など・・・。
SNSマーケティングを得意とする株式会社ROCの中でも、入社したディレクターに一番最初に学んでもらう、Instagram活用に欠かせない基本ノウハウを一つの資料にまとめました。
企業のブランディングや集客に必須となっているInstagram。
ぜひこの機会にご確認ください。