【2018年版】Instagramの投稿はどんな順番で並んでいるのか?アルゴリズムを徹底解剖
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- カテゴリー : Instagram
このブログをご覧になっている方は、かなり高い割合で自社のwebサイトを持っているでしょう。
中には、ブログ記事を作成して、ユーザーへさまざまな情報を提供することを当たり前のように行っている方も少なくないと思います。
その場合、検索順位を上げるためにgoogleのアルゴリズムを気にして、いろいろな対策をされているかと思います。
では、Instagramのアルゴリズム、今までに気にしたことはありますか?
全く知らなかったとしたら、それは集客やお客様への認知度アップのチャンスを逃しているかもしれません。
今回はすぐに役立つ、Instagramのアルゴリズムについて説明します。
Contents
Instagramのアルゴリズムを理解すべき訳とは?
2016年3月、Instagramのタイムラインの表示において、新しいアルゴリズムを導入すると発表しました。このアルゴリズムとは、最新の投稿をフィードの一番上に表示するのではなく、最もユーザーの関心を引くと判断した投稿を優先的に表示するというものでした。
Instagramの発表によると、従来の時系列のタイムラインでは、ユーザーがフォローしているアカウントの投稿の50%も見逃していたことが判明したのだとか・・・。これをきっかけに新しいアルゴリズムの導入の検討を始めたそうです。
当初はこの「表示が時系列でない」ことに対して、ユーザーにはあまり歓迎されていませんでした。しかし、このアルゴリズムを導入後、2016年6月に5億人だったユーザー数は、2017年4月には7億人を突破しています。特に、6億人から7億人へのユーザー獲得までは約5ヶ月と、異例の速さでユーザー獲得をしました。(引用:Instagram)
Instagramが利用者を増やしたポイントの一つに、この時の新しいアルゴリズム導入が影響していると言えるのではないでしょうか。
ただ、これだけユーザーが増えると、どんなに投稿しても、「どういう投稿が優先的に表示されるのか?」を知らなければ、ユーザーに見てもらえない可能性が高まります。
でも、少しでもアルゴリズムについて知ることで、投稿がユーザーの目に付きやすくなったらどうなるでしょう?
ターゲットとなるユーザーのフィードに、自社や自社の扱う商品・サービスについての投稿を優先的に表示させることができるようになって、集客や認知度アップに繋げられるかもしれません。
では早速、そのアルゴリズムの内容を説明していきます。
Instagramのアルゴリズムの仕組み
実はInstagramのアルゴリズムについては、これまで具体的な説明がされていませんでした。それが、2018年の6月1日(米国時間)に、Instagramのオフィスに記者を集めて、初めて公開されたのです。
その内容を簡単にまとめると次のようになります。
投稿内容そのものが新しいか
できるだけ更新日時が新しい投稿を、優先的に表示してくれます。どんなに魅力があって人気が出た投稿でも、1ヶ月も経ってしまうと、タイムリーな内容の投稿にはかないません。
一日に何度も投稿する日があったかと思えば、しばらく投稿しない、というよりも、毎日定期的に投稿することが大切です。また、Twitterほど投稿のタイミング(投稿時間)は重要なポイントではないようです。
投稿内容に人気があるか
たくさんコメントがついたり、いいねがついたりしている投稿は、それだけ多くの人から人気を集めていて価値があると判断されている証拠です。そのため、そのような投稿は優先的にフィードに表示されやすくなります。
ターゲット層にいいねをしてもらうためには、これは過去のブログでもお伝えしていますが、「統一された世界観の写真でユーザーの共感を呼び起こすような投稿かどうか」を常に意識することが大切です。いくらビジネスで使用しているとはいえ、宣伝色が強い投稿ばかりではユーザーに嫌がられてしまいます。
ユーザーがそのジャンルに興味を示しているか
ユーザーが関心を持つ、あるいは気になる投稿は、類似のコンテンツに対する過去のビヘイビアや、ポストのコンテンツに対するマシンビジョン(機械視覚)の分析で判断している、と言われています。
例えば、旅行が好きなユーザーがいるとします。そのユーザーは旅行に関する写真やハッシュタグ、コメントがついている投稿にいいねをしたりコメントをしたりする傾向があります。すると、Instagramでは「このユーザーは旅行に興味がありそう」と判断し、旅行に関する投稿を優先的に表示するようになります。
また、アカウントをフォローしていなくても、頻繁にそのアカウントの画面を開いていると、その行動も「興味を示している」と判断されるようです。Instagramのアプリを開いたときに、画面の下にある「発見」(虫眼鏡のアイコン)をタップすると、その頻繁に投稿を見ているアカウントの投稿に類似した投稿が表示されるようになります。
ユーザーに興味・関心を持ってもらうためには、投稿内容ももちろん大切です。それだけでなく、アカウントそのものにも興味を持ってもらえるような工夫が必要になるでしょう。プロフィールページは世界観を統一し、訪れたユーザーに「なんか自分が好きな雰囲気だ」「自分が見たい投稿をしていそう」と思ってもらえるように、投稿の一枚目に設定する写真に気を使い、プロフィール文章も分かりやすく作り込みましょう。
ちなみに、InstagramはFacebookと異なり、写真か動画かなど投稿の形式で優先順位を判断していません。あくまでも投稿のエンゲージメント数(=反応数)が優先されます。写真と動画のどちらにするかは、コンセプトを元に検討してみましょう。
ユーザーがアクションを起こしているか
積極的に投稿にコメントしたり、写真にタグをつけたり、DMでやり取りをしたりと、アクションを多く起こしたユーザーの投稿ほど、優先的に表示されます。
例えば、あなたが特定のユーザーAさんの投稿に対して、頻繁にいいねをしたりコメントしたりしているとします。すると、Instagramは「このユーザーはAさんに興味があるのだな」と判断し、Aさんの投稿があなたのフィードに優先的に表示されやすくなるのです。
そのためには、ターゲットとなるユーザーが喜びそうな投稿、見るのが楽しみになるような投稿を継続していくことが大切だと言えます。
これはFacebookとは異なるInstagramの特徴ですが、ビジネスページ側から一般ユーザー側へアクションを起こすことができます。自社や自社のサービス・商品に好意的な投稿をしてくれている人に対しては、積極的にアクションを起こしてアカウントに気づいてもらうことが大切です。ただし、やたらといいねをするなど、過剰なアクションは禁物です。コミュニケーションとしてのアクションを心がけましょう。
ちなみに、フィード上部に表示されているストーリーの並び順は、時系列の基準に加えて、この関心値(Facebookでいうエッジランクの親密度)のアルゴリズムも影響していると考えられます。
ユーザーが長い時間を過ごしているか
これは、ユーザーがその投稿の閲覧にどれだけ多くの時間を割いたかを表示順位に影響させるというアルゴリズムです。
だれでも興味があるものには長く触れていたいはずです。例えば、1秒ほどですぐに他に移った投稿と、15秒ほど滞在した投稿とでは、どちらがそのユーザーにとって興味がある投稿かは一目瞭然。
Instagramはビジュアル重視なので、写真が大切なのは言うまでもありません。写真が一枚と複数枚では、その投稿に滞在する時間数も変わってくるので、写真は一枚より複数枚つける方がよいと言えます。
さらに付け加えると、ユーザーを引き付けるようなキャプション(=投稿の文章)を書けるかどうかもポイントとなってきます。特に、はじめの一行〜二行が重要。そのようなキャプションを書ければ、「続きを読む」を押してくれる可能性が高まり、結果としてその投稿に滞在する時間が長くなります。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
その他にも、ビジネスプロフィールか一般アカウントかで投稿の優先順位を区別しないと発表したり(これはFacebookとは異なる点です)、投稿に添付されるハッシュタグの数でフィードの優先順位を決めるようなことはしない(ハッシュタグは上限の30個まで付ける方が有利と言えます)等の発表がされています。
このような多くの基準が考慮されてInstagramの投稿は並んでいます。
InstagramではFacebookと異なり、「スクロールすれば、フォローしている人全員のすべての投稿を見ることができる」と話しています。その中で、いかに他の投稿よりも優先的に表示できるかは、日々の投稿内容が大事なことは言うまでもありません。
あなたが個人的にInstagramを利用しているのであれば、その状況を想像してみてください。
いつも最後まで自分のフィードをスクロールしていますか?
おそらくそのような人は少ないのではないでしょうか。フォローしている人が多ければ、なおのことだと思います。
ただやみくもにフォロワー数を増やすだけでは、その投稿が多くの人の目に触れるとは限りません。フォロワー数に加えて、多くの人から人気を集めていて価値があると判断されている投稿をすることを心がけ、ユーザーと良い関係を築けるかどうかが大切だと言えます。
今回お伝えした中ですぐに意識して実践できることはたくさんあったかと思います。
このブログが、今後の貴社のInstagramの投稿のヒントになれば幸いです。
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