メルマガの数倍の開封率!LINE公式アカウントのトーク画面活用術
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今回は、LINE公式アカウントで使うトーク画面について解説していきたいと思います。
Zホールディングス(Yahoo! JAPANの親会社)との経営統合などもあり、メッセージツールとして今後ますます注目が集まるLINE。
言うまでもなく、企業公式アカウントが発信するメッセージも、LINEならではの工夫が必要となります。
本稿を読んで、ぜひ参考にされてくださいね。
Contents
配信面による違いを知ろう
企業公式アカウントが一般ユーザーにメッセージを配信する場合、主に以下の2つの配信面が挙げられます。
●トーク画面
●タイムライン
トーク画面のメッセージをタイムラインに連携投稿させることも可能です。
しかし、それぞれの配信面において、受け取るユーザーのインサイトには微妙な違いがあります。
そのことを踏まえた上でメッセージ作成をすることが理想的です。
まずは各配信面の特徴を、ざっくりと掴んでいきましょう。
トーク画面を利用したメッセージ
(@株式会社ROC LINE公式アカウント)
トーク画面は、公式アカウントを友だち追加してくれているユーザーに、個別でメッセージを送る配信面です。
つまりユーザーは、「友だち同士の会話と同じ感覚」でメッセージを受け取ることになります。
このことを踏まえると、トーク画面配信の強みは以下の2つです。
・大規模なリーチ力
・開封率の高さ
LINEの国内MAU(月間アクティブユーザー)は8,400万以上を超える規模で、日本の人口の約66%以上カバーしています。
また、その93%がスマートフォン端末でアプリを利用しているため、プッシュ通知でメッセージが届いたことが伝わり、メッセージの通知に気づかないということを避ける事ができます(通知をオフにしていない場合)。
実際に、メルマガの開封率が10〜30%なのに対して、LINEの開封率は60%以上となっていることからも、LINEの開封率の高さがうかがえます。
これらをどう活かすかについて、企業視点で考えると、セールやLINE限定のお得なクーポンなどユーザーベネフィットとなるような情報を中心に、新作情報など重要な告知を配信することが望ましいでしょう。
一方で、企業の宣伝ばかりの配信や、ユーザーにとって重要度の低い情報の配信が続くと、アカウントへのブロックにつながる可能性が高まります。
そのため、常にユーザー視点に立ちながら、内容や頻度を決めていくことが重要となります。
タイムラインを利用したメッセージ
(@積水ハウスLINE公式アカウント)
タイムラインへの投稿は、トーク画面と異なり、友だち全員への一斉配信になります。
ここでの強みとして以下の2つが挙げられます。
・アカウントと友だちになっていない人にもアプローチできる
・トークメッセージより高い頻度で投稿しやすい
タイムラインには「シェア」機能が付いています。
つまり、公式アカウントを友だち追加しているユーザーが投稿をシェアした場合、そのユーザーの友だちにまで投稿が表示されるようになるのです。
Facebookの「シェア」、Twitterの「リツイート」と同じイメージです。
また、タイムライン投稿はトーク画面への配信と違い、基本的にその通知はユーザーに届きません。
つまり、高い頻度で投稿してもブロックされにくいという傾向があります。
そのため、Facebookなど LINE以外で投稿するような日常的な投稿をここで行うことができ、LINEのタイムラインにしかいないユーザーにも、企業の日常的な投稿を届けることなどができます。
2つの配信面について理解が深まったところで、今回は「トーク画面」での運用を解説していきたいと思います。
成果につなげるための4つのポイント
ここからは、LINE公式アカウントを運用する上で、知っておくべきポイントを、4つのポイントに分けて、より具体的にお伝えします。
① 「ユーザー視点」で有益なメッセージを
トーク画面でのメッセージ配信は、サイトや実店舗への送客に成果を発揮します。
その一方、大規模なリーチを獲得できるLINEだからこそ、企業による情報発信には細心の注意が必要です。
仮に「企業視点の宣伝」ばかりが一方的に送られてきたら、ユーザーはどう感じるでしょうか。
鬱陶しいと感じて、ブロックするのが目に見えますよね。
LINEは、基本的には家族や友人同士のプライベートなコミュニケーションの場です。
その点をしっかり押さえて、「ユーザー視点」を意識したメッセージ作成を徹底しましょう。
(@DECENCIA LINE公式アカウント)
例えば上記の例(@DECENCIA LINE公式アカウント)では、トーク画面にお得なセール情報やクーポン情報を画像(リッチメッセージ)で配信することで、受け取るユーザーにとって有益な情報を紹介しています。
(@HOTEL SOMEWHERE LINE公式アカウント)
そして、さらに重要なポイントは、上記の例(@HOTEL SOMEWHERE LINE公式アカウント)のように 絵文字の活用や若干砕けた文章で親しみやすさを演出することです。
先述したように、 LINEはプライベートなコミュニケーションの場なので、企業の堅苦しい文章は敬遠される傾向にあります。
企業ごとの色を出しながら、親近感のある文章を心がけましょう。
② 最初に露出するのは「最後」のメッセージ
LINEのメッセージでは、テキストや画像を同時に3つまで配信できます。
そして、メッセージを受け取るユーザー側では、“企業が配信した順”にメッセージが表示されます。
ここで大切なことは、「メッセージをどういう順番で送るのか」です。
(@LINEポイント LINE公式アカウント)
お気づきの方も多いかと思いますが、ユーザーに最初に表示されるのは、企業側が最後に配信したメッセージです。
上記の例(@LINEポイント LINE公式アカウント)では、どちらの投稿も11:15の配信ですが、最後の画像が、ユーザーがトーク画面を開いた時に最初に表示されます。
つまり、同時に複数のメッセージを配信する場合は、最もユーザーに届けたい内容を最後に持ってくることが大切です。
③ 「あいさつメッセージ」こそが勝負
LINE公式アカウントでは、友だち追加してくれたユーザーに、自動でメッセージを配信する「あいさつメッセージ」を設定することができます。
このあいさつメッセージは、ほぼ確実に全員に読んでもらうことができることもあり、リアル等での友だち追加の誘導や、ユーザーとの今後の関係構築にとても有効なのです。
(@Relux LINE公式アカウント)
上記の例(@Relux LINE公式アカウント)のように、最初の挨拶と同時に、LINE友だち限定のお得なクーポン情報を記載したあいさつメッセージを設定したとします。
このような設定をしておくことで、例えば店頭で「今友だち追加してくれたら、お得になりますよ」と、友だち追加を誘導することができますね。
これだけでグッと友だち追加の数を増やすことが見込めます。
(@アットホーム LINE公式アカウント)
一方で、上記の例(@アットホーム LINE公式アカウント)のように、あいさつメッセージで「通知オフ」を案内する方法もあります。
通知をオフにしてもらうことで、最初のブロック防止と、長期的なブロック防止に繋がり、以降のメッセージがリーチしやすくなります。
また、上記2つの例に共通して言えることですが、あいさつメッセージでは、「どのようなアカウントなのか」「今後どのような配信を行なっていくのか」などを明確に伝えておくことが必要です。
現実世界でも、どのような人なのかわからないまま仲良くできませんよね。
④ リッチメニューを活用しよう
トーク画面の配信には、「リッチメニュー」
(トーク内の画面下部に表示される固定のメニュー)を設定できます。
こちらは、分割されたリンク付きの画像を貼り合わせて構成されており、画像をタップすると外部サイトや事前に設定したキーワ−ドの送信が可能になります。
(@UNIQLO LINE公式アカウント)
リッチメニューは、ユーザーがメッセージを開いたときに自動で表示されます。
ファーストビューで画面の下半分程度を占有するため、ユーザーの注意を引きやすいなどのメリットがあります。
また、リッチメニューは、表示のオン/オフの設定ができるようになっているので、特定の期間中のみリッチメニュー全体を使ってキャンペーンページへのリンクを設置するなどの活用も効果的です。
より詳しいリッチメニューの運用方法については、次回以降のブログで解説していくので、ぜひご期待ください!
まとめ
<LINE公式アカウントのトーク活用ポイント>
●ユーザー視点で有益な情報発信を心がける
●最初に見られるのは、“最後”のメッセージ
●あいさつメッセージをきちんと設計する
●リッチメニューは必ず設定する
この中で、あえて一番大事なポイントをあげるとすれば、「ユーザー視点」です。
LINE公式アカウントの友だちは、何かしらのきっかけでその企業やブランドに興味を持ってくれた人たちです。
「新商品」や「セール」に関するお知らせ、ときには割引クーポンの配信なども良いでしょう。
ただ、これらの情報が企業視点の一方的な情報配信になってしまうとブロックに繋がりかねません。
商品の魅力を引き出し「ユーザー視点」でも魅力を感じられるメッセージになっているかどうか。
セールやクーポンであれば、おトク感や有益さがしっかり伝わる内容になっているかどうかなど、様々な視点から確認してみてください。
LINEは国内最大のユーザー数を持ち、多くのユーザーにリーチさせることできるサービス(SNS)です。
多くのユーザーに届けることができるメッセージだからこそ、この「ユーザー視点」を徹底的に大切にして運用をしてみてください。
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