【2021年最新版】Instagramのアルゴリズムを徹底解説
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- カテゴリー : Instagram
2021年6月、Instagramのアルゴリズムについて、Instagram責任者Adam Mosseri氏より新たに情報が公開されました。
そもそもInstagramは、アルゴリズムを用いて、フィード、ストーリーズ、発見タブなど、それぞれの場所でユーザー自身が見たいものを見落とさないためにパーソナライズを行って、コンテンツを表示しています。
そのアルゴリズムは多くの要素から成り立っています。
その重視される要素について、「Instagramの公式情報ではわかりづらい」という当社クライアントからのご意見もあったため、今回このブログ内でわかりやすく解説していければと思います。
通常投稿フィードとストーリーズで重視される要素
まずは、通常投稿のフィードとストーリーズのアルゴリズムから解説していきます。
当社代表の書籍「Instagramでビジネスを変える最強の思考法」でもご紹介している通り、以下3つの基準はそのまま適用されると考えて問題ありません。
・関係(relationship):そのアカウントと閲覧者がどのくらい親密か、その親密度に応じて表示順位が決まる基準
(滞在時間、コメント、いいね、保存、プロフィールタップが考慮される)
・関心(interest):過去の閲覧者の行動から、閲覧者の関心にあったコンテンツが表示される基準
・新しさ(timeless):時間的に古い投稿よりも、最近の投稿を表示させる基準
(ストーリーズは24時間しか表示されない仕組みのため主に通常投稿のフィードに適用)
今回これらに加えて、更に重視する要素について公開されました。通常投稿のフィードとストーリーズで重視される基準は、以下の通りです(重要度順)。
1、投稿の情報
投稿日時やスポット情報などが考慮されることはもちろん、どれくらいの人がその投稿にいいねやコメントなどの反応をしたのかが含まれる。発見タブでは、反応がつく速度も関係するが、ここでは速さよりもその数が重要。
2、投稿者の情報
直近数週間で、閲覧者を含むユーザーがその投稿者のアカウントに対して、どれくらいの反応(滞在時間、コメント、いいね、保存、プロフィールタップ)をしたのかが重視される。
3、閲覧者の行動
閲覧者自身がいいねなどの反応をした投稿も考慮される。これにより、どんな投稿に関心があるのかを判断する。
4、閲覧者と特定の人との交流履歴
閲覧者と特定の人との相互やり取りの情報から、人に対する興味を理解し、その投稿にどれくらい興味を持つかを判断する。
通常投稿のフィードとストーリーズでは、投稿の情報が最も重要とされているため、当社が提供するSNS分析レポートツール「Reposta」などの分析ツールを活用しながら、エンゲージメント(インタラクション)を集めることに注力しましょう。それが自ずと、上記2位以下の基準にも良い影響を及ぼします。
発見タブで重視される要素
発見タブは、原則、自分がフォローしていないアカウントの投稿が表示される場所です。ここに投稿が表示されると、大きくリーチが伸び、フォロワーの獲得にもつながってきます。
発見タブで重視される基準は、以下の通りです(重要度順)。
1、投稿の情報
発見タブでは、前述のフィードよりもはるかに投稿の情報を重視。いいね・コメント・保存の数と、そのリアクションがついた速度も考慮される。
2、閲覧者と特定の人との交流履歴
閲覧者と特定の人との相互やり取りの情報から、人に対する興味を理解し、その投稿にどれくらい興味を持つかを判断。例えば、「過去にリアクションをしたことはあるが、フォローはしていないアカウント」の投稿は、優先して表示される傾向にある。
3、閲覧者の行動
「過去に閲覧者自身が発見タブの中でどのような投稿に反応をしたか」という情報に基づき、閲覧者の関心を判断する。
4、投稿者の情報
直近数週間で、閲覧者を含むユーザーがその投稿者のアカウントに対して、どれくらいの反応をしたのかが重視される。ただし、発見タブでは重要度4位の基準のため、投稿者自身のフォロワー数など人気度を含めた投稿者の情報の重要度は、前述のフィードに比べると低い。
通常投稿のフィードやストーリーズ同様、投稿自体の情報が最も重要とされているため、エンゲージメントを多く、かつ、素早く集められる投稿をしていくべきと言えます。
また、投稿者の情報の順位がフィードに比べて低いため、多くのユーザーから注目を集められる投稿を作ることさえできれば、例えばフォロワーが少なくても、発見タブに表示される可能性は十分にあるということです。
リールで重視される要素
リールタブも発見タブ同様、原則として、自分がフォローしていないアカウントのリール投稿が主に表示されます。
リールでは、「コンテンツの面白さ」が重要な基準となっています。このコンテンツの面白さを測る基準として、「視聴完了率」と「いいねの数」が重要だとされています。
さらに、「音源ページへの遷移」も重要な指標とされており、閲覧者が自身で新たなリールを作りたいと思えるコンテンツか、という点もリールタブでの露出を決める指標の一つとなります。
リールタブで重視される基準は、以下の通りです(重要度順)。
1、閲覧者の行動
リールタブでは、閲覧者が過去どんなリールにリアクションをしたのかを最も重視。前述の視聴完了したかどうか、いいねをしたかどうか等の行動により、閲覧者の興味関心を判断する。
2、閲覧者と特定の人との交流履歴
発見タブと同様、「過去にリアクションをしたことはあるが、フォローはしていないアカウント」のリール投稿がある場合、関心が高いコンテンツとして優先的に表示される。
3、投稿の情報
視聴完了されたかどうか、いいねをどれくらい獲得しているか、リールに使う動画の解像度や人気度、その動画内で使用する音源も重要。解像度の低い動画は避けた方がよく、人気の音源は音源自体に関心を持つユーザーが多いため、リールタブに表示されやすくなる。
4、投稿者の情報
発見タブ同様、フィードと比較し、投稿者自身の情報の優先度は低い。人気クリエイター(投稿者)のリールは表示されやすい傾向がある。
リールタブでも、反応が多く集められているコンテンツや、人気のアカウントからのコンテンツが表示されやすくなっていますが、発見タブ同様、多くの反応を集められるリールコンテンツにできれば、フォロワー数などが少ないアカウントであってもリールタブに掲載され、フォロワー外のユーザーにリーチさせることも可能です。
その他の考慮される要素
最後に、当社代表の書籍出版時には明らかになっていなかったその他のアルゴリズムについて、改めてまとめておきます。
・同じユーザーの投稿を連続して表示させない
24時間程度は間隔をあけて投稿すべき。
・コンテンツの種類はアルゴリズムに影響しない
例えば、動画より画像の方が優先度が高いということはなく(Facebookでは動画の方が優先されると言われている)、前述の「関心」が考慮され、動画をよく見るユーザーには動画が優先的に表示され、画像を好むユーザーには画像投稿が表示されやすくなる。
・ガイドラインに違反している投稿は表示順位が下がる
・成人向けサービスの推奨は規制される
・TikTokなど他のSNSで作成したコンテンツで、そのロゴや透かしのあるリサイクルコンテンツは表示順位が下がる
・政治問題に焦点を当てたリール、政治家や政党によって作られたリールも、表示順位が下がる
なお、ここでご紹介しているアルゴリズムは、一般ユーザーのアカウントでもプロアカウント(ビジネスアカウント)でも同様に適用され、アカウントの種類やカテゴリーはアルゴリズムに影響しません。
ぜひ、「Instagramでビジネスを変える最強の思考法」の内容や、「Reposta」などの分析ツールでのレポート結果とあわせて、こちらの内容も参考にInstagram運用を進めていただければと思います。
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